同心度とは
同心度とは
同心度、同心度は、工業や製造業において使用される指標の一つで、製品や部品の円形度や円形度のばらつきを表します。同心度が高いほど、製品や部品はより正確な円形に近い形状を持っていることを示します。
同軸度と言ったりしますが、平面上で取り扱う場合の多い弊社では同心度という呼び方で統一しています。
内径と外径のある刃物においてよく登場する同心度ですが、この場合内径と外径の中心のズレが同心度としてあらわされます。
図の通り、内径と外径の中心が全く同じ位置にある場合は同芯度0φとなります。これが右側の図のように、例えば内径の中心と外径の中心が0.1mmずれてしまった場合、これは同心度0.2φとなります。
スリッターナイフやスコアカッター、カメロン刃などの丸い形の刃物において、同心度がずれていると安定した切断を行えないため、品質において重要な指標になります。