刃物の面粗度
刃の面粗度
刃の面粗度は、切断するものによりさまざまになります。
お客様のご要望がなければ切断するものから推察し、面粗度を選定します。
そこから、トライ&エラーでお客様と一緒に最適な面粗度を目指します。
切断後のワークに刃が干渉しないよう、「しのぎ」といって刃先を薄くする加工を施すのは一般的ですが、写真は「しのぎ」の部分が▽▽▽で、刃先の部分が▽▽▽▽となります。
刃先は、面粗度を細かくすればするほど、(鏡面にすればするほど)切れ味はよくなりますが、刃の食い込みが悪くなったりモチが悪くなったり、デメリットもあります。切断するワークによっても違うので、一概に言えないのが難しいところです。
このしのぎの部分もワークの粘着物が付着しないよう鏡面にしてみたり、いろいろな試みをお客様としてまいりました。
切断についてお悩みの際は、面粗度を変更するというアプローチもあるので、一度三起ブレードにご相談ください。