面粗度 刃物

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面粗度とは

面粗度早見表

面粗度早見表

面粗度

面粗度とは、加工したものの表面の粗さを表現したものです。簡単に言うと、ざらざら感でしょうか。粗いと、肌触りがざらざらして、細かいと、つるつるしていき鏡面のような見た目に近づいていきます。

 

面粗度の早見表です。お客様と刃物の面粗度について相談する際、面粗度についてカットオフ値などの詳細なパラメータまで話が及ぶ機会より、「4つ山ですか?」など、意思疎通を図る場合に図面にある数値だけだと「あれ?これ三角何個分だっけ?」ってことのほうが多いと思います。そんなときにお使いください。

刃物の面粗度

刃 面粗度

刃の面粗度

刃の面粗度は、切断するものによりさまざまになります。

お客様のご要望がなければ切断するものから推察し、面粗度を選定します。

そこから、トライ&エラーでお客様と一緒に最適な面粗度を目指します。

 

 

切断後のワークに刃が干渉しないよう、「しのぎ」といって刃先を薄くする加工を施すのは一般的ですが、写真は「しのぎ」の部分が▽▽▽で、刃先の部分が▽▽▽▽となります。

刃先は、面粗度を細かくすればするほど、(鏡面にすればするほど)切れ味はよくなりますが、刃の食い込みが悪くなったりモチが悪くなったり、デメリットもあります。切断するワークによっても違うので、一概に言えないのが難しいところです。

このしのぎの部分もワークの粘着物が付着しないよう鏡面にしてみたり、いろいろな試みをお客様としてまいりました。

切断についてお悩みの際は、面粗度を変更するというアプローチもあるので、一度三起ブレードにご相談ください。