トリミング刃の再研磨
2023/06/07
こんにちは!
ブログ担当の鈴木です。
今回の作業紹介はトリミング刃の再研磨です。
材質:超硬
総数:15枚
担当者のこだわり
超硬刃なので磁力で研磨機に固定が出来ないため、治具を駆使し刃先を並行にして固定します。
2箇所でネジを固定している時は2箇所の力の均等で研磨時の当たり方に影響します。
その塩梅が難しいので気をつけながらの研磨作業しました。綺麗に仕上がり満足です。
刃物に使われる超硬な素材の一つは、タングステンカーバイト(Tungsten Carbide)です。タングステンカーバイトは、タングステン(ウラン鉱やスズ鉱などから抽出される元素)と炭素の化合物であり、非常に硬く耐摩耗性に優れています。この特性から、刃物や工具の切れ味を向上させるために使用されます。
タングステンカーバイトは、粉末冶金法と呼ばれる製造プロセスによって作られます。タングステン粉末と炭素源(通常は石炭)が混合され、高温で加熱されます。この過程で、タングステンと炭素が反応してタングステンカーバイトが形成されます。さらに、これを高圧下で圧縮し、熱処理を施して硬度を向上させます。
その硬度と耐摩耗性から、さまざまな刃物に使用されます。工業用のカッターブレード、ノコギリの歯、ドリルビット、エンドミル、粉砕機の刃などに利用されています。また、タングステンカーバイトは、金属加工、木工、石工、プラスチック加工など、さまざまな分野での切削作業に広く応用されています。
三起では切断物に合わせた適切な材質の刃物を提案します!
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