スリッター刃・下刃の新刃制作
2024/11/01
こんにちは!
ブログ担当の琉斗です。
本日の作業紹介はスリッター刃・下刃の新刃制作についてです。
大きさ:160φ×140φ×10t
枚数:30枚
担当者のメッセージ
内径、外径、厚みなどの全工程を弊社で対応いたしました。
新刃作りの過程について軽く紹介したいと思います。
1. 材料選定
- 刃物の用途に応じて適切な材料(工具鋼、超硬合金、ステンレス鋼など)を選びます。
2. 成形加工
- 選定した材料を、旋盤やフライス盤を使って刃物の基本形状に加工します。この段階では、外径や内径、厚みなどの寸法を整えます。
3. 刃付け(刃先研磨)
- 刃物の切れ味を高めるために、刃先を特定の角度で研磨します。これは、刃物の用途に応じた切断性能を確保するために重要です。
4. 熱処理
- 刃物の強度と硬度を向上させるために、焼き入れ(熱処理)を行います。これにより、刃物は耐摩耗性が高く、長持ちします。
5. 仕上げ研磨
- 刃先の仕上げを行い、必要に応じて鏡面仕上げや特殊なコーティングを施します。この段階で、切れ味や耐久性をさらに向上させます。
6. 検査
- 完成した新刃は、寸法や切れ味、硬度を厳密に検査します。基準を満たさないものは修正や再加工が必要です。
7. パッケージング
- 最後に、新刃を適切にパッケージングして出荷準備を行います。取り扱いや保管の際に安全性を確保するための配慮も行います。
三起ブレードでは、新刃についてのご相談も受け付けております。『こんな刃物を作ってもらいたい』などのご要望がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
やる気、元気、三起!
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