見えない刃先を“見える化”―最新検査機で実現した最適刃先提案
2026/06/02
見えない刃先を“見える化”―最新検査機で実現した最適刃先提案
職人の感覚だけに頼らない。データと技術で“狙い通りの切れ味”を再現します
皆様こんにちは!
明日は台風が来るとのことで、気圧の変化にしっかりやられております💦💦💦
本日は、
「本来は見えない刃先を最新機械で“見える化”した話」
について書いていきます✨✨
「この刃先、あの研磨の〇〇会社の〇〇さんにしかできないんだよね」
製造業の現場では、こういった会話が当たり前のように存在してきました。
刃物の世界は“職人技”と言われる通り、
長年の経験と感覚に頼る部分が多く、同じように研磨しているつもりでも、仕上がりは人によって微妙に異なります。
実は弊社の先代も、
「関東で大きい刃物の研磨といえば三起ブレードの笠原」
と業界で知られる存在でした。
そのため会社を引き継いだ当初は、とにかく大物の刃物が多くて…
「うちって手のひらサイズの刃の会社じゃなかったっけ??」
と正直かなり衝撃を受けたのを覚えています💦💦
さらに当初はこんなこともありました。
「同じように研磨してるのに、先代のときの方が刃が2倍持つんだよね」
お客様からそう言われることもあり、
“同じことをやっているのに結果が違う”という現実を突きつけられました。
しかしこの“微妙な違い”こそが、
・製品精度
・歩留まり
・最終的な利益
大きく影響しているのもまた事実です。
三起ブレードでは、
この「見えない違い」と本気で向き合い続けてきました。
そこで導入したのが、
キーエンス製のデジタルマイクロスコープです。
これまで感覚や経験でしか語れなかった刃先の状態を、
誰でも「視覚」で確認できるようになりました。
例えば…
・刃先のエッジの立ち方
・微細な欠けや摩耗の状態
→ 削る量が不足していると、刃先に疲労痕や摩耗が残り、切れ味に影響します
・意図的に刃先をR(丸み)にしている状態
こういった違いを高精度で拡大し、
明確に“見える差”として確認することができます。
つまり、
「なんとなく良い刃」ではなく
“なぜ良いのか説明できる刃”へ変わったのです。
この見える化によって何が変わったのか。
一番大きいのは、再現性です。
これまでは特定の職人の感覚に依存していた刃先形状も、
データとして蓄積・共有できるようになりました。
「あの時うまくいった刃先」を
・角度
・仕上げ状態
・表面の質感
として記録し、次回以降も同じ品質を再現することができます。
さらに三起ブレードでは、ここで終わりません。
見える化したデータをもとに、
「どの刃先がお客様の製品にとって最適なのか」
を製造チームが検証し、改善を繰り返します。
例えば、
・切断面をもっと綺麗にしたい
・バリを減らしたい
・刃物の寿命を延ばしたい
こういった課題に対し、
単なる研磨ではなく“刃先設計”から調整していきます。
試作 → 確認 → 改善
このサイクルを回すことで、
感覚ではなく“根拠ある最適解”へと近づけていきます。
従来の研磨が「元に戻す仕事」だとすれば、
三起ブレードの取り組みは
**「より良くする仕事」**です。
刃物は消耗品ですが、
設計次第でその性能は大きく変わります。
そしてその差は、
見えないところで確実にコストと品質に影響しています。
「今の刃が本当に最適なのかわからない」
「改善したいけど何を変えればいいのかわからない」
そんな状態こそ、
私たちが最も価値を発揮できる領域です。
見えなかった刃先を見える化し、
感覚だったものを再現性ある技術へ。
三起ブレードはこれからも、
お客様の製品に最適な刃先を追求し続けていきます。
そして実際に、
刃先を最適化することで切断回数が2倍になるケースもあります。
まずはお気軽にご相談ください!
やる気・元気・三起!🔥
