エレマー固定刃再研磨
2024/11/08
こんにちは!
ブログ担当の琉斗です。
秋も終わりに近づき、日ごとに気温も下がってきて、朝晩は肌寒く感じます。紅葉が始まり、木々が鮮やかな赤や黄色に染まる風景は、とても綺麗ですよね。
今年は、ドライブをしながら、紅葉スポットを巡ったり、温泉に入ってゆったりしたいなと考えています。
秋の美しい景色を眺めながら、日常を忘れてリフレッシュできそうですよね。
今回の作業紹介はエレマー固定刃の再研磨です。
大きさ:40L
担当者のメッセージ
摩耗が激しく、追い込み量が多かったため時間がかかりましたが、隠れていた欠けもしっかり取り切り、丁寧に仕上げました。
長く使っていて摩耗が激しい刃物は、切れ味や精度が低下しがちです。特に、摩耗が進むと刃先が丸くなり切れ味が鈍くなるだけでなく、切削力や効率も下がり、品質に悪影響を及ぼします。
摩耗の原因
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素材の蓄積的なダメージ
長期間同じ箇所での摩耗が重なることで、刃先の鋭さが失われ、切削性能が落ちていきます。
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頻繁な高温環境下での作業
刃物が高温になると、刃の硬度が徐々に低下し、摩耗が加速します。特に摩擦の多い環境では、温度が蓄積しやすく、耐久性が低下します。
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切削力の低下による余分な負荷
摩耗が進むと素材に対して押し付ける力が必要になり、結果としてさらに摩耗が加速していきます。
摩耗が激しい刃物への対応策
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定期的なメンテナンス・研磨
摩耗が目立ってくる前に、刃物のメンテナンスや研磨を定期的に行い、刃の鋭さを維持することで性能の劣化を防ぐことができます。
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適切な刃材の選択
長期間の使用が想定される場合、超硬合金やセラミック、特殊コーティング刃など、耐摩耗性の高い素材を選択すると、使用寿命が延びます。
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冷却・潤滑剤の使用
切削作業時には冷却や潤滑剤を使用することで、刃物の温度上昇を抑え、摩耗の進行を遅らせることができます。
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切削条件の見直し
摩耗が激しい場合は、切削条件(速度や圧力など)を調整し、刃物にかかる負荷を減らすことも効果的です。
刃物を使用していて、摩耗が激しいと感じる場合、適切なメンテナンスや使用条件の改善によって、寿命を延ばしつつ性能を保つことが可能です。
三起ブレードでは、お客様の刃物に関するお悩みやご相談を随時受け付けております。どんな小さなことでもお気軽にご連絡ください。
やる気、元気、三起!
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